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抗肥満薬

サノレックス

 サノレックス(マジンドールの製品名)は、厚生労働省が認可した医療用の食欲抑制剤で、食事療法および運動療法で効果が不十分な高度肥満の人に利用されている。

 サノレックスの薬理作用はアンフェタミン類という薬に似ている。アンフェタミン類とは、覚せい剤の成分で、以前より服用すると食欲が抑制されることが知られていた。サノレックスはアンフェタミン類の食欲抑制作用を参考にして考えられたものである。

 1.作用機序は、脳内の視床下部にある食欲中枢(いわゆる満腹中枢)に作用して、サノレックスは体重を減少させ、以下のような効果がある。

 2.空腹感を少なくし、少量で満腹感が得られることで食事の摂取量を減らす。

 3.食物の消化吸収を抑え、体のブドウ糖の利用を促進する。

 4.熱産生を促進し、肥満時の代謝変動を改善する。

 服用方法
 1日1回昼食前にサノレックスを1錠服用する。また、効果が不十分な場合は、朝食後、夕食後なども服用して頂き、1日3錠まで増やすことができる。
 1回の処方で投与できる期間は14日までと定められている。また、合計で3か月までしか処方できないので、14日分ずつ処方すると計6回の処方で終りとなる。

 緑内障や統合失調症の方には処方できない。


防風通聖散

 防風通聖散は、防風(ボウフウ)、麻黄(マオウ)他、18種類の生薬を組み合わせた漢方薬で、ダイエット効果も期待できる効能がある。

 作用機序は、麻黄はエフェドリンを多く含み、交感神経終末からノルアドレナリン放出を増強し、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞のアドレナリン受容体を活性化し、汗をかきやすくさせ、脂肪燃焼効果を発揮する。

 したがって、防風通聖散には、内臓脂肪を分解して燃焼させる効果があるので、ウエストサイズを減らす効果が期待できる。

 また、他の効能として、体の水分循環を改善し、高血圧の改善にも効果が期待できるので、防風通聖散はメタボリック症候群にも効果があるといえる。

 他の効能として、便通をよくする効果がある。さらには、防風通聖散そのものが食欲を抑制する作用がある。

 服用方法
 1日3回毎食前に服用する。

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