HOME 診療の流れ 症例 食事療法と運動療法の重要性 抗糖尿病薬 糖尿病お役立ちリンク集 フィットネス


診療の流れ

 1.検診でHbA1Cが高値だがすぐには糖尿病の診断基準に合致しない場合は、糖負荷試験(75gのブドウ糖を飲んで頂き、飲む前と60分後、120分後の血糖値とインスリン値を測定する)を行う。
 この検査の結果、糖負荷前の血糖が126mg/dl以上、または、120分後の血糖値が200mg/dl以上で、かつ、HbA1C(NGSP値)が6.5%以上の場合は糖尿病と診断できる。負荷後60分値を測定するのは、糖尿病の境界型と診断または除外するためである。

 また、血糖値のみ上記基準も満たす場合は、2回の血糖測定が必要になる。
 空腹時血糖値が126mg/dl以上、または、食後血糖値が200mg/dl以上で、かつ、HbA1C(NGSP値)が6.5%以上の場合はその場で糖尿病と診断できる。

 一方、他院からの紹介患者さんについては、まず、糖尿病の発症の状況、経過、治療法についてお尋ねする。その後、身長、体重をお聞きするが、はっきりない場合は測定する。その値を元に、BMI(体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m))、理想体重(身長(m)×身長(m)×22)を求める。また、仕事によっても運動量が変わるが、理想体重は栄養指導の際の必要カロリーの計算に使う。

2.次に、血糖値とHbA1C値を参考に現在の糖尿病のコントロール状態を判断する。
 HbA1C値が6.4%くらいで、比較的血糖のコントロール状態がよい場合は、食事、運動療法のみとなる。
 一方、HbA1C値が7.4%とコントロールが多少不良な場合は、本来の治療は、食事、運動療法のみであるが、通院時間の短縮のため、最初から、メトホルミン塩酸塩あるいはボグリボースなど1剤を処方する。
 また、HbA1C値が10.4%と非常にコントロールが不良な場合は、同じ理由で、最初から2剤以上使用することもある(高糖尿病薬のリンク参照)。

3.糖尿病について簡単に説明し、糖尿病についての詳細な説明は、ニプロ社のパンフレットが、糖尿病そのもの、診断、治療、合併症(腎臓、眼)について、カラー刷りで非常に詳しいのでこれをお渡ししている。

4.次に、血糖自己測定器の説明が必要になる。同じく見やすいカラー刷りのパンフレットに沿ってひととおり説明し、理解して頂く。この際、2枚複写の糖尿病ノートについて結果を記入して頂くよう説明を付け加える。

5.診療に余裕のある場合は、患者さんの職業についてお尋ねし、1日の必要な総カロリーを、身長、体重をもとに求め、栄養指導をパンフレットを用いて行う。時間に余裕のない場合は後日再診のときに行なっている。基本的に、診察は、4週間に1度来院して頂いている。

6.その後、患者さんの血圧を測りひととおり診察する。

7.紹介患者さんの場合は、その日の血糖値とHbA1Cの測定のための採血が必要になる。

渡辺医院のHPへ 携帯など文字が見にくい方はこちらをクリックしさらに携帯・・・をクリック

埼玉 フィットネスクラブ / スポーツクラブ一覧