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小児の予防接種
 解説 やり方 説明 順序

複雑な予防接種を強力にサポートします

 予防接種は、特に1歳を過ぎるまでは、順番、日程など複雑です。初めての予防接種を受けるお子さんの場合、当院では、お子さんの年齢(月齢)等を考慮し、 最初の予防接種の種類、時期を決め予約を入れて頂きます。その後は予防接種の接種時(打つとき)にドクターより次の予防接種の種類、日にちについて説明があります。指示にしたがい、一通り必要な接種を完了することができます。インフルエンザの接種が必要な時期もそれを考慮に入れ最適な計画を立てます。 とりあえずは電話で相談してください。
 初めて予防接種を受けられるお子さんは、2ヶ月になったらできるだけ早く(2ヶ月目の日を含む)ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチンの同時接種(任意接種を含む場合)か、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの同時接種(公費のみの場合)のどちらかを選択することが多いです。
 お子さんと一緒にご父兄がご来院される際には、母子手帳を必ずご持参くださいますようご注意願います。

予防接種についての概略は下記のようです。

尚、武田薬品工業株式会社のホームページで、予防接種のスケジュールが検索できます。下記のアドレスでサイトを開き、左下にある「予防接種スケジューラー」をクリックして表示できます。
http://www.takeda.co.jp/pharm/jap/vaccine/index.html

公費で小児が接種できるワクチン

1.ヒブワクチン
 インフルエンザ菌b型(Hib)に対するワクチンです。
 接種開始齢 2ヶ月以上7ヶ月未満
 初回接種 3回、4〜8週間の間隔で接種します。
 追加接種 初回接種終了後おおむね1年の間隔をおいて、1回接種します。
 7ヶ月以上12ヶ月未満の場合、初回接種は2回になります。
 1歳以上5歳未満の場合、1回接種します。

2.小児用肺炎球菌ワクチン
 肺炎球菌に対するワクチンです。
 接種開始年齢 2ヶ月以上7ヶ月未満
 初回接種 3回、27日以上の間隔で接種します。
 追加接種 12〜15ヶ月齢に、1回接種します。
 7ヶ月以上12ヶ月未満の場合、初回接種は2回になります。
 1歳以上2歳未満の場合、60日以上の間隔で2回接種します。
 2歳以上6歳以下の場合、1回接種します。

3.4種混合ワクチン
 ジフテリア菌、百日咳菌、破傷風菌、ポリオウイルスに対するワクチンです。
 接種開始年齢 3ヶ月以上12ヶ月未満
 初回接種 3回、20日から56日までの間隔をおいて接種します。
 追加免疫 初回接種から1年から1年半後に1回接種します。

4.BCG(生ワクチン)
 結核菌に対するワクチンです。
 対象:5ヶ月から8ヶ月未満

5.B型肝炎ワクチン(1歳未満)

6.水痘ワクチン(3歳未満)

以下に同時接種で行なった場合の初回接種等の例を示します。

下記は、任意接種を含めた接種の例です。

月齢2ヶ月以後、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチン、同時接種
→27日以上あけて(月齢3ヶ月以後)
4種混合ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチン、同時接種
→27日以上あけて
4種混合ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチン、同時接種
→27日以上あけて
4種混合ワクチン接種
→6日以上あけて
BCG接種(5ヶ月から8ヶ月未満)
…または、4種混合ワクチンとBCGの同時接種(最近はこちらのほうが多いです)
→2回目のB型肝炎ワクチン接種から6ヶ月位して
B型肝炎ワクチン接種

下記は、公費のみの接種の例です。

月齢2ヶ月以後、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、同時接種
→27日以上あけて(月齢3ヶ月以後)
4種混合ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、同時接種
→27日以上あけて
4種混合ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、同時接種
→27日以上あけて
4種混合ワクチン接種
→6日以上あけて
BCG接種(5ヶ月から8ヶ月未満)
…または、4種混合ワクチンとBCGの同時接種(最近はこちらのほうが多いです)

ヒブワクチン
http://www.know-vpd.jp/children/va_hib.htm

小児用肺炎球菌ワクチン
http://www.know-vpd.jp/vc/vc_nw_haienkyukin.htm

13価小児用肺炎球菌ワクチンについて
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_haienkyuukin.html

ロタテック(ロタウイルスに対する5価ワクチン)の予防接種(任意接種)
 4週以上の間隔で3回接種します(飲むワクチンです、生後32週齢まで)。
 標準的な接種時期:生後6週から32週。
 初回は生後24週まで。
 通常は、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー13)と、同時接種します。
 料金は、1回9000円です。
 http://www.know-vpd.jp/vc/vc_nw_rota.htm

ヘプタバックスU(B型肝炎に対するワクチン)の予防接種(任意接種、1歳未満は公費)
 B型肝炎ワクチン(ヘプタバックスU)は、B型肝炎の予防ために用いられるワクチンです。
 0.25mlずつ、4週間隔で2回、さらに、20から24週(6ヶ月)経過後に1回接種します。
 ただし、10歳以上の方には、0.5mlづつを同様の投与間隔で接種します。
 通常は、1回目と2回目の接種は、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー13)と、同時接種します。
 料金は、1回5000円(ただし、10歳以上6000円)です。
 http://www.know-vpd.jp/children/va_hepatitis_b.htm

1歳過ぎ(誕生日含む)・・・MR(麻疹風疹混合)ワクチン第1期
 MRワクチンとは、はしか(麻疹)と風疹の混合ワクチンで、生後12ヶ月から24ヶ月未満のお子さんが対象になります。
 MRワクチンは1歳を過ぎたらなるべく期間をあけないで接種した方がよいでしょう。
 小児用肺炎球菌ワクチンの追加接種と同時接種することが多いです。
 おたふくかぜワクチン、水痘ワクチンと同時接種することもできます。MRワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、おたふくかぜワクチン、水痘ワクチンの4本同時接種も可能です。

おたふくかぜワクチン(任意接種)
 1歳以降(誕生日含む)接種可能ですが、5歳から6歳の間に2回目を接種するのが望ましいと考えられています。1回4000円です。

水痘ワクチン(任意接種、3歳未満は公費)
 水ぼうそうに対するワクチンです。
 1歳以降(誕生日含む)接種可能ですが、1回目の接種から3ヶ月以上あけて2歳未満までに2回目を接種するのが望ましいと考えられています。1回6000円です。
 接種当日が1歳以上3歳未満のお子さんは水痘の予防接種が公費で受けられます(H26 10/1〜)。
 接種当日が3歳以上5歳未満のお子さんは水痘の初回接種(初めての水ぼうそうワクチン)が公費で受けられます(H26 10/1〜H27 3/31 の経過措置)。

同時接種を希望されない場合は、不活化ワクチン接種後は6日以上あけて、生ワクチン接種後は27日以上あけて規定回数接種することになります。非常に煩雑で、お母さんやお子さんの負担が大変になります。

3歳過ぎ(誕生日含む)・・・日本脳炎(不活化ワクチン)第1期
 6〜28日間隔で2回接種します。2回の第1期初回接種後概ね1年後に第1期追加接種があります。
 9歳(〜13歳未満)・・・日本脳炎ワクチン第2期
 第2期は、第1期追加接種後おおむね5年の間隔での接種が望ましいとされています。
 定期予防接種の改正後、平成7年4月2日〜平成19年4月1日生まれのお子さんは、初回接種、追加接種、第2期全て、20歳未満であれば接種することができます。

5歳から7歳未満で小学校入学前の1年間(4月1日から3月31日までの年度の区切り)・・・MRワクチン(第2期)

11歳(〜13歳未満)・・・DPTワクチン第2期(DTワクチンで接種)

生ワクチン(ロタウイルス BCG MR おたふく 水痘)→27日あける→他の予防接種
不活化ワクチン(4種混合 ヒブ 小児用肺炎球菌 B型肝炎 日本脳炎 DT インフルエンザ)→6日あける→他の予防接種


インフルエンザ

13歳未満2回打ち およそ3週あける(1〜4週)
13歳以上1回打ち ただし受験生(あるいは希望する方)は2回打ちの方がよい
対象:生後6ヶ月以上の方

ワクチンが効き始めるまで およそ2週
ワクチンが有効な期間 ワクチン接種後(2回打ちの場合は2回目)およそ3ヶ月

インフルエンザの適正な接種時期
 11/1〜12月初旬

風呂OK 妊婦OK 授乳OK